投資家からも注目を集めている仮想通貨ですが、投資というよりもギャンブルに近いものというイメージを持つ人は少なくありません。
仮想通貨がギャンブルというイメージを持たれる原因となっているのが、プラスサムゲームに該当しないためです。

ギャンブルと投資の大きな違いは、誰が儲かるかということです。多くの人が賭けたお金を、参加者全員で奪い合う形となるギャンブルは、掛け金がそのまま賞金として払い戻されている訳ではありません。

掛け金として集めたお金から、胴元が手数料を差し引いたお金を賞金としているため、還元率が100%になることはありません。
それどころか、宝くじなどギャンブルの種類によっては大半が胴元の手に渡る形となるため、得をするのは一握りの人、それ以外の人はお金を失うという形となってしまいます。ギャンブルと言われるゲームは、胴元が手数料を差し引いた後の金額以上戻ってくることはないため、マイナスサムゲームとなります。

それに対し、株式投資の場合は企業が成長をすれば、その銘柄を所有している全員が恩恵を受けることができます。
勿論、一斉に損をする可能性もありますが、企業の業績によっては全員がプラスとなることも多いため、プラスサムゲームとなります。
投資をするのであれば、そんなプラスサムゲームが理想と言われることは少なくありません。

そのプラスサムゲームとマイナスサムゲームの中間にあるのが、ゼロサムゲームです。ゼロサムゲームは、一定のお金を参加者でやり取りをしていく形となります。FXや仮想通貨は、このゼロサムゲームに分類されます。

プラスサムゲームとは違い、ゼロサムゲームの場合は、得をする人もいれば損をする人もいるという状態になるため、プラスサムゲームと比べるとリスクが高めと考えておく方が良いでしょう。

大きく分類をすればゼロサムゲームとなるFXや仮想通貨ですが、取引の際には手数料が発生するため、厳密にいえばマイナスサムゲームに近くなります。
ただ、仮想通貨は損をする可能性が高い投資法かといえばそうではありません。

構造的にはゼロサムゲーム、もしくはマイナスサムゲームに分類される仮想通貨ですが、価値が上がればプラスサムに変わっていくことになるでしょう。仮想通貨への投資をゼロサムゲームで終わらせたくない、少しでもリスクを減らしたいという場合は、資産価値が上がる可能性が高い仮想通貨を選ぶようにしておくと良いでしょう。